伊吹山 またひとつ 帰る場所ができました。
山の恵み。
ワラビにつくしにシャク。
ずっと誘っていただいていた、揖斐郡のキッチンマルコさんに
行かせていただきました。
お昼前からお店はいっぱい。
住宅地の一角で、探して行かないと行けない場所なのにすごい人。っていうのが
第一印象でした。
それも、そのはず、
一日中、モーニングは
生産者ならではの食材に、大地と繋がって生きている方たちのおおらかさというか
これでもか これでもかのおもてなし。
人気があるはずだ。
欲張りランチでございます。
麹で漬けた鶏肉は、鶏肉ダメな私でもOK。
そして、野草カレーは絶品でした。
ご飯もふわふわ、隠れているけど、存在感のあるだし巻き卵も
生まれて初めて食べたような濃厚な味でした。
デザートは、野草のミルクプリン。
飲ませていただいた野草茶は「イブキジャコウソウ」
喘息にいいとのこと。
ミルクプリンに入っている野草も確か イブキジャコウソウでした。
実は、こちらを紹介してくれた方が
私のことを、マルコさんにたくさんたくさん話していてくれました。
おそらく、野草を畑で作っていることだったり
私のやっていることだったり。
おかげで、暖かく迎えてくださいました。
よもぎの部屋を見せていただいたり、
コロッケのお話をしてくださったり。
午前中の天気があいにくで
山は無理かなぁって感じだったのですが
お昼から晴れてきて、山の畑までご案内いただきました。
揖斐にあるキッチンマルコからは 40分ほど。
伊吹山の中腹より少し上の場所に畑をお持ちです。
昨日は途中の「さざれ石公園」から歩くことに。
喘息持ちの私は、ドッキリでしたが、
ゆっくり ゆっくり。
もう、美しさは半端なく、心は踊っていましたが
息が続かず、はしゃぐことはできませんでした。残念。
この坂道を上がっていきました。
今、2階に上がるだけでも、ゼイゼイなのに、
大自然は体の細胞の回転数を上げてくれるのか、
ゆっくり ゆっくり 休み休みで、ついていくことができました。
この前のアロマの講座で話した
フィトンチッドが降るように。
山の桜は今、満開を少し超えたところでした。
ワラビがニョキニョキと。
カタクリの花
カキドオシもあちらこちらに可愛い葉っぱを広げていました。
初夏の間のカキドオシは上に上に伸びるのだそう。
そして
秋になると 横に横にひろがり、根をおろすのだとか。
土手にしか生えないと思っていたつくしが
山の上にもこんなふうに並んで立ち上がっています。
こちらは 「つくしばたけ」笑
所狭しとつくしが広がっています。
伊吹山の山頂が畑から見えてきます。
雪が残っていました。
道々、マルコさんが立ち止まり 薬草の名前を教えてくれます。
そして、ちぎっては
「食べてごらん」と。
きっと、この山の波動を吸い込んだこの草たちは
格別な味なのだと思うのです。
スイバは酸っぱく
ノビルは辛く
アマチャは遠くの方で甘く。
山の空気と山の息吹をいっぱい蓄えてきました。
山の人たちの懐が大きいのは
厳しい季節を通り越す為に
協力しないと生きてこれなかった為だと教えてもらいました。
山から降りて、
「山の幸をたくさん摂ってね」と
たくさんの野草とお野菜をいただいて帰路につきました。
またひとつ、帰る場所ができました。